こんにちは、うえはるです。いつもブログをのぞいていただき、ありがとうございます!
本日のテーマ
最近、いくつかアマプラで映画を観ました。洋画邦画関係なく観たのですが、本日は中でもとくに見ごたえがあり、観おわったあとにとても前向きな気持ちになれた『アナログ』という映画をご紹介します。
映画『アナログ』
ジャンル
『アナログ』は、主演の二宮和成演じる「さとる」が波瑠の演じる女性と恋に落ちるラブストーリーです。
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タイトル
波瑠の役は「美春(みはる)みゆき」と名乗る謎めいたきれいな女性で、自分は携帯電話をもっていないと言います。この映画のタイトルは、携帯電話でやりとりせずに、対面だけで関係を深めていくふたりの恋愛模様を表しているのでしょうね。
携帯電話をもっていないからこそ、すべてを語らず、それでもお互いに惹かれていって、あうたびに距離を縮めていこうとする恋愛模様がステキでした。携帯電話を持たない恋愛というものを経験したことのない私にとって、とても新鮮でほっこりするロマンスの話でした。
お互いに「次あったときに、ちゃんと話したいことがあります」と伝えあい、ふたりの仲が大きく進展しそうなタイミングで、ある事件が起こります。携帯電話を持たないと、こういった予期せぬ事件が起きたときに不便だし、やむを得ずあきらめなければならないこともあったりするのだろうとも感じました。
ストーリー
さとるとみゆきは、カフェで出逢い意気投合します。不器用だけどやさしい性格のさとるは、みゆきと出逢ったその日に恋におちます。みゆきは携帯電話をもっていないというので、ふたりは毎週木曜日にカフェでお互いを待ち、会えたときはデートをする、そんなささやかな関係を築いていきます。さとるの友人たちやカフェのマスターが、そんなふたりを静かにあたたかく見守る様子もすてきでした。
クラシックコンサートでのみゆきの謎の涙、そしてさとるの母の死を経て、それでも不器用なさとるとみゆきは多くを語らず、対面のみで関係を深めていきます。母が亡くなり葬儀のため、さとるがみゆきに会えなかった木曜日、さとるの友人がみゆきの前に現れ、さとるのために頭を下げて何かを伝えたシーンにはぐっときました。おそらく、さとるの代わりに、母のことや、葬儀のためにこの日は会いに来れないことを伝えたのでしょう。さとるはこの友人の行動を知りません。
ある日、さとるはプロポーズを決意します。みゆきが何を抱えていて、どんな素性だとしても、すべてを受け止める覚悟をするのです。友人に付き添ってもらって指輪を買い、木曜日、いつもどおりみゆきをカフェで待ちます。みゆきは現れますが、その日はすぐに帰らなけらばならず、「来週の木曜日ちゃんと伝えたいことがあります」とお互いに言って別れます。しかし次の週以降、みゆきがそのカフェに現れることはありませんでした。
数年後、さとるの友人が家族の仕事の関係であるCDを目にしたことをきっかけに、さとるはみゆきの素性を知ることになります。みゆきが既婚者であること、同じく音楽家だった夫を病気でなくしたこと、みゆきはクラシック界で有名な音楽家だったこと、だから今は別名を名乗って日本で暮らしていること…さらに、さとると約束していた木曜日、タクシーに乗ってカフェに向かった際に事故にあい、いまは話すことも表情を変えることもできない身体になってしまったこと。
車いすのみゆきに再会したさとる。何の反応もないみゆき。さとるは泣き崩れます。みゆきの姉は「妹の部屋を整理していたらこんなものを見つけた。あなたには、見てほしい」と、みゆきの日記をさとるに見せてくれます。そこには、みゆきがさとると出逢ってから、心をだんだんと開いて好意をもっていく、赤裸々な気持ちがつづられていました。このシーンは、涙なしには見られませんでした。
さとるは「みゆきさんのお世話をさせてください」と姉にたのみこみ、毎日車いすのみゆきと一緒に出かけて話しかけ、お世話を始めます。みゆきは表情は変えないものの、窓の外にさとるの姿が見えるのをじっと待つようになります。
ある日、さとるがいつもどおりみゆきに話しかけ、車いすに手をかけると、動けなかったはずのみゆきが不意に手を動かし、さとるの手に自分の手を重ねます。さとるは驚いて、何か一生懸命言おうとするみゆきに顔を向けます。「今日、木曜日?」みゆきがそう問うと、さとるはやさしい表情で涙をこらえながら「そうだよ、今日から毎日木曜日だ」と答えます。ふたりは嬉しそうに微笑みます。
このシーンを最後に、映画は終わります。
感想
愛の起こす奇跡のパワーを感じた
最後のシーンで、深い愛によるミラクルは存在するのだと思えました。相思相愛なら、愛情をもつ側ももたれる側も奇跡をおこす可能性をもっているんだと、とても前向きな気持ちになれました。
携帯電話がなくても、愛を育むことはできる
むしろ持っていないほうが、会うときのありがたみが増して、愛情は深まりやすのかもしれないと思います。最近の恋愛観とはだいぶ違うけれど、こういう関係の築き方も素敵ですよね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?本日は、おすすめの映画をご紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。本日も実り多き1日をお過ごしくださいね。
☆★☆うえはる☆★☆